元書店員として、大学生の方に自己啓発本を選ぶときに気にしてほしい点はずばり以下の3つです。
- 自分にとって読みやすい本を選ぶ。
- 興味のある分野だけにとらわれない。
- 目次を見て、直感で気になる内容があるか。
それぞれの意味を解説しつつ、それらに合った大学生におすすめの自己啓発本を3冊ご紹介します。
読みやすいおすすめ本
自己啓発本は論文のような難しい本もあれば、漫画で説明してくれているような本もあります。
新たな思想の発見や仕事のコツなど、本当に面白い自己啓発本にあたると、次々読みたくなるものです。そのため、読むのを最初から挫折しないよう読みやすい本を選ぶのがおすすめです。
『まんがで分かる! 仕事が速い女性がやっている時間のルール』は日常的によくある仕事の姿を漫画にしてくれています。女性社員が主人公ですが、男性も取り込める内容ですので、万人におすすめの一冊です。
反面教師にするポイントや、真似してみたいポイントを漫画の途中で解説してくれているので、さらっと読めてしまうのに理解しやすさも抜群です。
興味のある分野だけにとらわれない
また、関心のある分野とはとらわれず、あらゆるジャンルの自己啓発本に触れるようにしてみてください。
「将来IT関係で経営者になりたい」なんて夢がある方も、「トヨタ(車)の経営に関する自己啓発本を読んだら非常に面白いルールを知れた」と、業界は違えども共通点で新しい扉が開ける可能性があります。
トヨタの経営に関する自己啓発本はいくつも出版されていますが、大学生におすすめは『トヨタの会議は30分』です。
トヨタ独自のルールから、時短に役立つ仕事術や相手を射抜くコミュニケーション術など、あらゆる分野で役立つ内容を解説していますので、他のひととは一歩違う自分になる手助けをしてくれる一冊となるでしょう。
目次を見て、直感で気になる内容があるか
目次を見て直感で気になる内容、という点については、自己啓発本に限らない話ですが、概要が即座に把握できるからです。
例えば河野英太郎氏の『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』には、目次で報連相のコツに関する箇所に「3分ください」とあります。「え?3分?」そう意味が知りたくなったら、買ってみてください。
最近はAmazon.com(アマゾン)でも、試し読みで目次が確認できます。
つい目次の前の「はじめに」を読んでしまう人が多いですが、要点が書かれていないケースが多いので、選択の時点ではすっとばしてしまいましょう。
ちなみに、『99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ』は漫画バージョンも出版されていますので、読書に自信がない方や忙しくて要点だけ知りたい方はこちらをチェックしてみてくださいね。