自己啓発とは?意味や仕事に活かせる具体例をわかりやすく解説

自己啓発とは?意味や仕事に活かせる具体例をわかりやすく解説 自己啓発
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社会人になるとよく耳にすることになる「自己啓発(じこけいはつ)」という言葉。

何となく意味は分かるけれど、詳しい定義を理解している人は多くありません。

そこで自分磨きとの違いや、具体的にどんなことをすれば自己啓発になるのが解説します。

自己啓発の定義とは?

自己啓発の意味と自分磨きとの違い

自己啓発とは、意識的に自分の能力を高めたり、精神的な成長を促す行動や行為をさします。

まさに、自分の知識を増やしている今のあなたも「自己啓発をしている」といってもいいでしょう。

似た言葉で「自分磨き」という用語がありますが、自分磨きの場合は外見を整えたり、趣味という意味でも使われます。

主に、趣味の範囲内で自身の魅力を高めるの定義として「自分磨き」、仕事に関する自身の成長を促す定義として「自己啓発」という使い分けをする人が多い傾向があります。

自己啓発本とは?

近年では「自己啓発本」なんて言葉もよく聞くかと思いますが、著名人や関係者が成功談を本にし、どのようにやってきたのかポイントや思想をまとめた書籍になります。

読者が成功者の真似をすることで同じ道に近づけたり、新たな思想の発見ができたりするため、とりわけ有名企業の経営者が作成した本は絶大な人気があるようです。

例えば、ソフトバンクやYahoo!Japanなどの起業家として有名な孫正義氏公認の『志高く 孫正義正伝』は15万部を越えるベストセラー。

一般の人からすると雲の上のような存在ですが、書籍を通して生き方を知れるのは非常にラッキーと思えるでしょう。

自己啓発のメリットとデメリット

次に、自己啓発を行うことのメリットとデメリットを解説します。

自己啓発のメリット

  • 持っている能力を向上できる
  • 精神面の成長を促せる
  • 仕事のチャンスを増やせる

自己啓発のメリットには上記があります。

自己啓発は知識や技術力といった能力を伸ばしたり、新しく開拓できたりするだけではありません。

学ぶ分野によっては、心のコントロールや新たな考え方といった精神面の成長も促せます。

受け身でなく自発的に成長していけば、仕事の効率化や新たな分野への挑戦へとつなげられます。

企業側にもメリットが大きいため、社員が率先して推進制度を取り入れる制度も増えてきました。

自己啓発のデメリット

  • 学ぶ内容によっては費用がかかる
  • 時間が必要
  • のめり込みやすい

自己啓発のデメリットには上記のようなものがあります。

とりわけ自己啓発本を買うにしても、資格試験を受けるにしても、費用がかかってしまいますので、ある程度の自己投資が必要だと理解しておきましょう。

セミナーによっては1万円を越えるものもありますが、会社や町が開催する無料の講義会がないか、会社に補助制度がないかなど、最初に周囲の情報を集めるのがおすすめです。

また、「のめり込みやすい」というのは一見メリットにも感じられるかもしれませんが、精神面の成長を促すセミナーや自己啓発本で、一種の洗脳に近い状態になってしまうリスクがあります。

周囲や本来の自分が見えなくならないよう、あくまでセミナーや自己啓発本の教えは自分の考えが根幹にあって取り込んでいくものだと忘れないようにしてください。

仕事に活かせる自己啓発の最初のステップ

それでは早速、自己啓発の始まりとして、2つのことを行ってみましょう。

目標を立てる

紙とペンを用意してください。

そして、紙にあなたの理想の姿(ゴール)を具体的に一行にして書いてみてください。

箇条書きでアレもコレもと詰めるのはやめましょう。

例えば、「営業成績が同期で一位の自分」でもいいですし、「英語が話せるようになった自分」くらいでもいいです。

書いたら部屋の壁に貼ってもいいですし、スマホで写真を撮って待ち受けにしてもいいでしょう。

決めた目標は毎日目に入るのが大切です。

目標に関する情報を集められる場所を探す

情報を集められる場所は主に3つあります。

  • セミナーに参加する。
  • 自己啓発の本やWebサイトを読む。
  • メンターや成功者に会って話を聞く。

ちなみに、こちらの3つの場所には共通点があるのですが、わかりますでしょうか?

そう、いずれも成功者にやり方を教わるという点が共通しているのです。

例えば、能力向上のために資格試験を取るのも自己啓発の行動のひとつですが、その資格を取ろうとするのも「この資格を取った方がいい」ということを、実際に成功した人やその道のプロが書いた文章を読んだり、または直接聞いたりして決めますよね。

自身をより高めるなら、成功者からやり方を教えてもらうのが近道です。

あれこれ模索してみるのも手ですが、時は金なりと思って自分に投資をしてみましょう。

自己啓発の具体例

続いて、どんな情報源から自己啓発を選べばいいのか簡単に説明してから、2つの職種を例にご紹介します。

情報源の選び方

情報源の選び方は、自分が最初に立てた目標により近づきやすいと思うものを考えてみてください。

多くの人は始めやすい自己啓発本を選びがちですが、読んで満足してしまう人が多いというデメリットがありますので、安易に選ばないようにしましょう。

次に具体例をご紹介しますので、どんな人なら能力を高めるのがいいのか、それとも精神的な成長を促す思想を学ぶのがいいのか、という視点でチェックしてみてください。

営業関連の具体例

  • 心理学者アドラーの自己啓発本を読んで、仕事に取り入れられる思想を学ぶ。
  • マナー講座を受けて、自身の弱点や他者からの見え方を知る。
  • 営業研修プログラムを受けて、仕事に取り入れられる内容を身に着ける。

営業職は人の印象を向上させるための研修やセミナーが充実しています。

直接会話術を学ぶよりも精神を鍛えたい場合は、自己啓発の父とも呼ばれるアルフレッド・アドラーの思想を学べる本を読んだりしてみましょう。

エンジニアやプログラマー関連の具体例

  • eラーニングで新しい技術を学習し、資格取得を目指す。
  • スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』の啓発本で、成功の原理と原則を学ぶ。
  • マネジメント研修を受けて、チームリーダーとしての考え方とやり方を身に着ける。

エンジニアやプログラマーは技術を身に着けることで、任せてもらえる仕事の分野が広くなります。

ただ、今後キャリアアップを目指す方は、チーム統率の考え方を身につけられる研修を受けてみましょう。

実践の際に気を付けること

成功者から成功の秘訣に関する情報を入手したら、あとは実践するのみです。

くれぐれも情報を集めただけで満足しないように、何度も目標を見て、自分を奮い立たせてください。

また、教わった内容も無理にたくさん取り入れるのではなく、簡単なものから次第に取り入れ、最終的に自分のルーティンを作るのが継続の秘訣です。

1年後、または10年後のあなたが、成功者の一人になりますように。

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